【セクハラの具体例】勘違いしていませんか?こんな行動や言葉は加害者になる!実際にあったケースをご紹介します!

学校や会社の間ではセクハラが問題視されています。セクハラの特徴は相手が嫌がっているのにも関わらず言動や行動で相手を貶めるとても陰湿なものです。中には自分がセクハラしていると気が付かずに今も周りの人に迷惑をかけている人もいるでしょう。今回は自分がセクハラをしていないかどうかを確認できる具体例をご紹介します。実際にセクハラとして取り上げられたケースを参考にして、自分は大丈夫かもう一度確認しましょう。

セクハラとは何か?

正式名称はセクシュアルハラスメント

セクハラとは正式名称はセクシュアルハラスメントといい、性的な言動や行動で相手に不快な思いをさせてはいけないというのが一般的な認識だと思います。実際のところ「相手の意志に反する不快・不安な状態に追い込むような性的な言葉や行為」を表すそうです。

学校や会社でもセクハラについては厳しくなっていて、会社ではセクハラによる被害を防ぐため、相談窓口を設けるなど対策を行っているところも多いです。異性だけでなく同性でも、相手に対して性的に不快な環境を作るということはセクハラと捉えられ、場合によっては訴えられることもあるのです。

セクハラの相談件数の約6割は女性である

平成23年の都道府県労働局雇用均等室に寄せられた、セクハラの相談件数は1万2228件で、そのうちの6割が、女性からの相談であったということがわかりました。女性が会社で働くのが一般的となった現在は、男女の性差による問題が顕著になってきていると感じます。男性同士では特に問題にならなかったことも、相手が女性となるとセクハラの対象になってしまうこともあるようです。

中には男性が気が付かないままに、女性を傷つけているということもあります。具体的にどんなことがセクハラになるのか、具体例がないと自分の態度がセクハラであることを認識できない人もいます。こういった人たちによって女性が傷つけられた結果が、この相談件数の割合に挙げられているといっても過言ではないでしょう。

セクハラの具体例<行動編>

肩に手を置く、膝に手を置く

セクハラといわれる行動のうち、自分でも気が付かないうちにやっているかもと思うのは「肩や膝に手を置く」といったものではないでしょうか。日常的に会話をする女性に対して、仕事の合間の挨拶のつもりで「ごくろうさま」と肩をポンと叩いた経験がある男性は多いのではないでしょうか。

しかし、実はこの行動はセクハラとして問題視されているのです。「ただ肩に手を置いただけじゃないか」と思うかもしれませんが、相手が性的な行動として不快や不安な思いをしたのであれば、それはセクハラなのです。セクハラになるかもしれない行動をあえて続けても、自分の立場が悪くなるだけです。

また膝に手を置くという行動は、肩に手を置くよりも悪質だといわれています。キャバクラやスナックなどで、女性の膝に手を置いてデレデレしているおじさんを見たことはありませんか?あの状態を職場でやっていることと同じなのです。女性社員をスナックやキャバクラの接待と勘違いしていると、セクハラで訴えられることになります。

実際に膝に手を置く行動は、男性が女性に対してのみ行われることが多く、男性にもやっているからセクハラじゃないと言える人は少ないのではないでしょうか。これまで自分がこの行動をしていたと思い当たる人がいれば、あなたはセクハラをしていることになります。今後は同じような行動を繰り返さないように意識してください。

肩を揉む

「いやー、今日もがんばってるね!」なんて言って、肩を揉んでいるテレビドラマを見たことがある人は多いのではないでしょうか。肩を揉むことは、同性同士だと割と素直に受け入れてもらえることが多い行動です。しかし、異性を対象にした場合はセクハラの基本中の基本として嫌がられている行動になるのです。

上司に肩を揉まれると、つい嫌でも「上司だから」と嫌だという意思表示をハッキリと示せないことも多いのではないでしょうか?しかし、これはやっている上司側から「喜んでる」と受け取られてしまい、それ以降も肩を揉む行動を続けてしまうという悪循環もあるようです。人によっては「この子は自分に気があるな」と変な勘違いをして、行動をエスカレートさせるそうです。

恋愛関係でもない異性に肩を揉まれたいと思う女性は少ないと思います。肩が凝っているのであれば整体やリラクゼーションサロンなどを利用するし、わざわざ会社の人間にされたいとも思いません。ただ男性側が女性に対して触れたいと思う口実を作っているだけに過ぎないのです。

髪の毛に触る、頭をポンポンする

職場の男性に髪の毛を触られるのは、女性にとってすごく嫌なことなんです。好きな人には触れられたいと思っていても、それ以外の男性に触れるとかなりの嫌悪感でいっぱいになります。髪の毛は女性にとって体の一部と一緒で、触られると体を触られたのと同じ感覚になります。

「髪の毛サラサラだね」なんて言葉で言われるのはうれしいのですが、手で髪の毛を触りながら言われると鳥肌が立つほど嫌な気分になります。これまで女性の髪の毛を不用意に触っていた人は、セクハラであることを弁えて今後は触らないようにしましょう。

同じように頭をポンポンとする行為も女性はセクハラと捉えます。少女マンガなどで憧れの男性から褒められるときに頭をポンポンとする描写があるように、好きな人からそうされると女性は嫌な気持ちにはなりません。しかし特に好意も持ってない男性から同じような行動をされると、自分に興味を持っているのかと思ってしまいとても嫌な気持ちになります。

男性の恋愛指南などで「女性は誰でも頭をポンポンされたいと思っている」なんて言うのも見かけますが、好きでもない人にされても、何の効果もないどころかセクハラとして訴えられる可能性もあるのです。恋愛関係でもない女性の、頭や髪の毛をむやみに触るのはやめておきましょう。

壁ドンする、抱きつく、キスをする

女性がキュンとくる行動としてテレビなどで取り上げられた「壁ドン」ですが、これを実際に職場の女性にやる男性が急増しているようなのです。飲み会の席や休憩時間に同僚と盛り上がった時にやってしまったり、上司が場の空気を和ませようとやったりすることがあるようです。ほかにも気になっている女性に自分をアピールするために壁ドンする人もいるらしいです。

この行為、実は「イケメンならキュンとくる」というものなのです。好きな人や好みのタイプの男性にやられたらキュンとときめいてしまいます。しかし特に好きでもない男性からそのような行動をとられても、嫌がらせにしか思えません。また会社の人間とそんな関係になるつもりがない女性からすれば業務の邪魔でしかありません。

実力行使と、押して抱きついたりキスをしてくる人もいるようです。これは明らかに性的に女性を見ている証拠でしょう。職場の立場を利用して、部下や派遣の人などに自分の欲求のはけ口として強要していることになります。

これは法的にみても悪質で、強制わいせつなどの罪に問われる可能性も多いにあるのです。壁ドンや抱きつく、キスするという行為は明らかに相手を異性として意識している行動です。「そんな気はなかった」では済まされないということをきちんと念頭に置いて、職場での自分の行動に気を付けていきたいものです。

酔いを利用してホテルに連れ込もうとする

セクハラの最たるものは出張や飲み会の席を利用して、酔いのままに女性をホテルに連れ込もうとする行動です。普通に考えてもその気もない女性を強引にホテルに誘うことは、相手の気持ちを無視した独りよがりな行動といえるでしょう。しかし、職場の場合はその立場を利用して、ホテルへ行くことを強要する悪質なケースが見られるようです。

「次の契約を打ち切るよ」なんて言われてホテルへ連れ込まれた派遣社員や、「昇進させてあげる」と上司に言われて連れ込まれたといった事例が、数多く報告されています。自分の立場を利用して不利な立場の人間を意のままにしようとする行動は、軽蔑の対象です。

この行為によってセクハラとして訴えられるだけはなく、強制わいせつの罪に問われることもあるのです。たとえ自分が優位な立場であったとしても、相手も一人の人間であることをよく考え犯罪行為を犯さぬように十分気を付けてください。

セクハラの具体例<言葉編>

性的なジョークをいう

飲み会の席などでついつい男性のウケを狙って性的なジョークをいう人はいるのではないでしょうか。「俺は性欲絶倫だから」とか「あの人とはやれる」なんて女性を求めるようなジョークを職場の女性に対していう人もいるようです。このような言葉が、その女性に対して心地いいものかどうかを考えてみてください。

はっきり言って何のアピールがしたいのかわからない上に、そんなジョーク面白くもなんともないのです。むしろ気持ち悪い人として今後の付き合いを考え直すきっかけにもなるでしょう。その女性を意識していたのであれば、今後関係が進展することはあきらめたほうがいいでしょう。

男同士で性的なジョークで盛り上がっていたとしても、その集まりに女性がいるのであればそれはセクハラになります。「飲み会の間ずっと性的な話で盛り上がっていて、すごく不快な思いをした」といった実際の報告もあるように、性的なジョークで盛り上がるときは周りに異性がいないかどうか、不快な思いをしている人はいないかを確認しなければなりません。

体の特徴についていう

「おっぱいが大きいね」「美脚だね」なんて一見すれば相手を褒めていると思える言動に見えるかもしれません。しかしこれらは相手の女性を性的な観点から評価している、立派なセクハラなのです。好きでもない人に体の特徴を言われたり、褒められたりしても気持ち悪いだけです。「褒めてあげたのに!」と怒るのはお門違いもいいとこです。

中にはそういう褒め方しかできない人もいるようです。褒めるところが体しかないなんて、能力や性格は無視して性的な目でしか見ていないと思われても仕方がないのです。特に女性は自分の体に対して何らかのコンプレックスを持っています。その部分に対して指摘されたとしたら、立ち直れなくなってしまいます。

体の特徴をいうということは、あなたがその人の体をなめるように観察しているということを相手に伝えることになります。これまで体の特徴について、本人に褒めるつもりで言っていたひとは、それがセクハラであることを認識して以降は繰り返さないようにしてください。

結婚はまだか、子供はまだかと言う

年配の男性や上司から言われるセクハラの言葉で、一番多かったのは結婚や子供に関する口出しでした。「まだ結婚しないの?いい人いないの?」といつも聞いて来たり、「子供は産まないの?まだいないの?」と言ってくる人は他人の過程に土足で入り込む無礼千万の行為です。親切心で言っているとしても相手にとって気持ちのいいものではないのです。

恋人はいたとしても、結婚するタイミングというものがあるでしょうし、それを他人にとやかく言われたくありません。子供に関しては、それまでの行為自体も確認されているようで、非常に嫌な気分になります。こういった言葉を言うのは年配の方に多く、同性であってもあっけらかんと聞いてくる人がいるようで、職場の女性は陰鬱な気持ちになってしまいます。

セクハラとして相談されているのは会社の男性だけではない

職場だけではなく学校でもセクハラは問題となっている

これまでは会社でのセクハラとして具体例で紹介してきました。職場ではセクハラがとても問題視されていて、セクハラが発覚したら降格や減給などの処分も決められているところが多いです。しかし最近では職場だけではなく、学校でもセクハラが問題視されるようになりました。その多くは教授や先生が生徒に対して行うセクハラ行為だといわれています。

単位や成績など、生徒は教授や先生よりも不利な立場にいるとされています。これを利用して性的な言動や行動を起こす先生がいるようで、最近では学校でもセクハラ相談を受け付けているところも増えてきました。また学校やゼミの先輩などからもセクハラを受けているという人がいるようで、これらに対しても相談している人がいるようです。

学校でのセクハラ行為は場合によってはストーカーとして認識され、警察に訴えられることになります。学校にいる間であっても、異性への態度についてセクハラと言われないように気を付けていかなければなりません。

男性だけでなく女性もセクハラの加害者になる

男女雇用均等法が制定されてから、職場で女性のほうが立場が上であったり上司が女性であることも普通になってきました。これにより以前では考えられなかった、女性が加害者となるセクハラが増えてきているらしいです。男性がセクハラ被害にあうということで、そのほとんどが泣き寝入りとなっていたのが実情なようです。

しかし、最近では相談窓口に男性からの相談が増えてきているといわれています。女性はセクハラの被害者にしかならないと思っている人が多く、自分の言動がまさかセクハラになっているとは、夢にも思わなかったという人もいるようです。女性であってもセクハラに該当する言動や行動をすれば同じように訴えられる可能性があることを肝に銘じておいてください。

まとめ

セクハラは相手を性的に貶める悪質な行為です。「知らなかった」では済まされないということも知っておかなければなりません。自分がこれまで異性に対してどのような行動をとっていたかを今一度思い返してみて、セクハラに該当する行動があった場合は今後繰り返すことのないように自分を律していきましょう。

またセクハラの被害にあっている方でも、「これくらいじゃセクハラにならないのかも」と悩んでいる人がいるはずです。あなたが嫌な思いをしているということはそれだけでもセクハラになる可能性はあるのです。一人で悩む前にぜひ職場や外部機関などの相談窓口を利用して、対策を練りましょう。